【目黒区】「第11回朗読タイムレスストーリーシリーズ」は梶井基次郎・芥川龍之介・泉鏡花を上演。駒場公園「日本近代文学館」で11月14日(土)に開催されます
「ROUDOKU.TALKER.JP」主催で行われる朗読公演「第11回朗読タイムレスストーリーシリーズ」が2026年11月14日(土)14時30分より、日本近代文学館で開催されます。

(画像提供:ROUDOKU.TALKER.JP)
明治・大正・昭和の近代文学や名作随筆を、俳優・長尾奈奈さんが情緒豊かに読み上げ、観客を物語の世界へ引き込む人気のイベント。私も実際に足を運んで、その楽しいひと時に心を奪われた観客の1人です。
11回目となる今回の公演では、檸檬の色や匂い、街を闊歩する身体感覚を鮮やかに描く梶井基次郎『檸檬(レモン)』、財産や欲望の先で人が何を選ぶのかを描く芥川龍之介『杜子春(とししゅん)』、現実と幻想の境目がゆらぐ泉鏡花『三尺角拾遺(さんじゃくかくしゅうい)<木精 こだま> 』の3作品を取り上げます。
前回は夏目漱石、小泉八雲の作品が取り上げられ、久しぶりに『坊っちゃん』の世界に引き込まれました。
秋の夜長、耳で聞く近代文学に皆さんもひたってみてはいかがでしょうか。
第11回目の朗読会で上演される作品、梶井基次郎・芥川龍之介・泉鏡花のこと
梶井基次郎は大正から昭和初期にかけて活躍した小説家。1901年(明治34年)に大阪市で生まれました。
若くして肺結核を患い、療養生活を送りながら執筆を続けましたが、31歳という若さで死去。残された作品はどれも鋭敏かつ繊細な感覚にあふれ、その幻想的で象徴的な作風は独特の世界を築いています(参照元:大阪市阿倍野区ホームページより)。
生前よりも没後に評価が高まった作家で、今回は彼の代表作である『檸檬』を取り上げます。

芥川龍之介(画像はイメージです)
芥川龍之介は、大正時代を代表する小説家・短編の名手として知られています。
「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」など、古典を基にした作品で、人間心理の機微やエゴイズムを描いたことで注目を集めました(参照元:中央区観光協会ホームページより)。
今回の朗読で取り上げられるのは中国の古い奇譚を元に描かれた『杜子春』です。

画像はイメージです
1873年(明治6年)石川県生まれの泉鏡花は、日本を代表する幻想文学・ロマン主義の小説家・戯曲家です。尾崎紅葉に師事し、『夜行巡査』『外科室』『高野聖』などの作品を残しています(参照元:泉鏡花記念館ホームページより)。
今回の朗読では『三尺角拾遺(木精)』が取り上げられています。
「日本近代文学館」で11月14日(土)に上演される「第11回朗読タイムレスストーリーシリーズ」概要

(画像提供:ROUDOKU.TALKER.JP)
「第11回朗読タイムレスストーリーシリーズ」で朗読を担当されるのは俳優の長尾奈奈さんです。

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仲代達矢主宰の無名塾に二十四期生として入塾。同年『セールスマンの死』で初舞台。以降、舞台、映画と活動の幅を広げています。
主な出演作に、ヴァンニャ・ダルカンタラ監督によるベルギー・フランス・カナダ合作映画『KOKORO』、木村文洋監督による『息衝く』など。
また声の仕事には、佐藤大介監督『狭霧の國』があり、オーディオブック声の書店「日本近代文学名作選」(audiobook.jp)のナレーションも務めています。
今回取り上げられる作品のあらすじをご紹介しましょう。
梶井基次郎『檸檬(レモン)』
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。美しい音楽や詩の一節すら辛抱がならない。金のなかった私は友達の下宿を出て彷徨い歩き、ある果物屋で珍しい檸檬を買った。冷たい檸檬を握り、街を歩き出して…… 。
芥川龍之介『杜子春(とししゅん)』
唐の都・洛陽(らくよう)で、元は金持の息子であった杜子春は、今ではすっかり落ちぶれていた。「こんな思ひをしてゐる位なら、死んでしまつた方がましかも知れない」と思ってゐると、突然、片目眇(すがめ)の老人が現れ、「お前の影の頭に当る所を掘れば、黄金が埋まつてゐる筈だ。」と言われて……。
泉鏡花『三尺角拾遺(さんじゃくかくしゅうい)<木精 こだま>』
「あなた、冷えやしませんか。」 暗夜の中、お柳は池に臨んでその肩を並べた。男は死なんとするお柳に、「深川の木場の材木に葉が繁ったら、夫婦になって遣る」と手紙を出していたのだ。
お柳は「私の念が届いたんですよ」と言い、男の膝に頬をつけた。男がその頸を抱こうとすると……。
作品世界の時代背景を理解し、登場人物の心情などにも寄り添い、思いが伝わるように「声」で鮮やかに作品世界を描きだしてくれる長尾奈奈さん。
ドラマティックで臨場感あふれる近代文学の魅力をぜひ、みなさんも会場で体験してください。

日本近代文学館
【開催日時】2026年11月14日(土) 14時30分開演(14時開場)
【開催場所】日本近代文学館(駒場公園内)
【料金】一般 2,000円、高校生以下1,000円
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■情報提供
- 住所
- 東京都目黒区駒場4-3-55
- 営業時間
- 火~土 9時30分~16時30分
- 定休日
- 日曜・月曜
- 最寄り駅
- 京王井の頭線 駒場東大前駅
- 電話番号
- 03-3468-4181
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。








