スイーツの町として知られる自由が丘はパティスリーの激戦区。平日でも長い行列ができるお店といえばここ「パティスリー・パリセヴェイユ」と、「モンサンクレール」でしょうか。

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パティスリー・パリセヴェイユは自宅から近く、自由が丘駅へ向かう際に必ず前を通ります。土日祝日はいうまでもなく、平日であっても行列ができていないのを見たことがありません。

しかし先日、お店の前を通ったら行列ができていない！これはまさに千載一遇のチャンスでは！？

ということで、ついにパティスリー・パリセヴェイユで話題のスイーツを購入することができました。

「パティスリー・パリセヴェイユ」は学園通り沿いに2003年オープン

パティスリー・パリセヴェイユのオーナーシェフ・金子美明（かねこよしあき）さん。これまで数々のメディアに取り上げられていることから、ご存じの方も多いと思いますが、2021年4月にTBS系「情熱大陸」に出演されてから行列の長さがさらに伸びたように思います。

14歳の頃に山本益博さんが出版した「パリのお菓子屋さん」という本に魅せられ、16歳でパリ最高峰のフランス菓子の店といわれる「ルノートル」に入社。お菓子作りを学んだそうです。

その後、グラフィックデザイナーの仕事に就くものの、30歳の時に再びお菓子の世界に。数々のレストランやパティスリーで腕を磨き、代官山「ル・プティブドン」でシェフ・パティシエを務めた後、34歳の時に渡仏。

同業者である奥様とともに「ラデュレ」「アルノーラエル」「アラン・デュカス・ホテル・プラザ・アテネ」など7軒の店で修行をされたそう。

帰国後にオープンさせたのが現在のパティスリー・パリセヴェイユです。お店の外観はまるでパリのパティスリーそのものように洗練され、おしゃれな印象。

店名であるパリセヴェイユ（＝Pari Seveille）とは「パリの目覚め」という意味だそうです。

金子さんのお店は自由が丘の他にフランス・ヴェルサイユにも2号店「オ・シャン・デュ・コック」があり、そちらも人気店で行列ができているとのこと。

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また、金子さんはルレ・デセール（Relais Desserts）会員でもあります。ルレ・デセールは、パティシエおよびショコラティエによるより質の高いお菓子を作るために、意見交換を行う場として1981年にフランスで創設された協会。

会長はパリのフレデリック・カッセルさん、副会長は日本でも有名なピエール・エルメさんです。日本人の会員は数名しかいないことから、金子さんの実力がわかりますね。

美しく完璧な仕上がり「パティスリー・パリセヴェイユ」のスイーツ

今回とてもタイミングが良く、お昼過ぎにお店の前を通り過ぎた際は、1名だけ外に並んでいました。普段から行列に並ぶことはしないので、このチャンスを逃すわけにはいきません。

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私たちの前に並んでいた方は、イートイン希望だったようです。お店の方から「イートインの場合は40分までです」と声をかけられていました。

店内の席は10席ほど。しかもコロナ禍ということもあり、さらに少ない人数でのご案内となっているようです。

ショーケースには色とりどりの美しいスイーツがずらり。

家人はチョコレート系の「テアトル」、私はココナッツとパッションフルーツのケーキを選択しました。あまりの美しい仕上がりに食べるのがためらわれてしまいます。

テアトル

ケーキの断面に付けられたチョコレートが薄いこと！しかも均一な厚みでなめらかな仕上がりです。

中は濃厚なチョコレートムースがたっぷりで、ベリー系のソースがさわやかなアクセントになっていました。

ケーキのトップに塗られているチョコレートソースの艶がともかく美しくなめらかで口どけも最高でした。

私が選んだスイーツ、名前を忘れてしまいました。お店のInstagramを拝見すると「Passoa（パッソア）」と書かれていたのでそちらが正式名称かもしれません。

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上下をサクサクふんわりくちどけのマカロンでサンドしたココナッツとパッションフルーツのケーキです。

ココナッツフレークをまとったケーキは甘さが控えめで、パッションフルーツのさわやかな酸味がよく引き立ち、初夏の風を感じました。

今回のように並ばずに購入できたのは、かなりラッキー。ケーキを購入して外に出たときには、以下の写真のように行列ができていました。

前日までの予約で並ばずにテイクアウトが可能とのこと。確実に手に入れたいという方は予約がベストですね。

↓「パティスリー・パリセヴェイユ」の場所はこちらになります。

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