【目黒区】自由が丘・しらかば通りにトレーラー型公衆喫煙所を設置。たばこを吸う人も吸わない人もくつろげる休憩所「スキマテラス」となっています
自由が丘駅正面口にあった喫煙スペースが撤去され、愛煙家の方々は不便を感じているのではないでしょうか。駅から徒歩約2分のところ、しらかば通り沿いにある「スキマテラス」という場所に2024年4月1日（月）にトレーラー型公衆喫煙所がオープンしました。
「スキマテラス」には現代美術家・藤元明さんの壁画アートも描かれた休憩スポットとして整備されています。まだ御存じない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご紹介していきましょう。
目黒区×日本たばこ産業×自由が丘商店街×東急がコラボして生まれた「スキマテラス」
「スキマテラス」がある場所はしらかば通り沿いの「梅山飯店」と「駅前歯科クリニック自由が丘」が入っている建物の間。間口約3.6m、奥行き約19.5mとしらかば通りから細長く奥に伸びる“隙間”スペースです。
お向かいには「カラオケ館 自由が丘」があります。こちらのスペースは東急が所有する土地だったとのこと。
自由が丘駅周辺で公衆喫煙所の整備を進めてきた目黒区と喫煙環境整備を支援する日本たばこ産業（JT）、アートによる街づくりを推進している自由が丘商店街がタッグを組み、たばこを吸う人も吸わない人も共存できる魅力的なスペースとして開設したそうです（引用元：自由が丘商店街振興組合発行・ほいっぷるんの自由が丘壁しんぶんvol.170より）。
「スキマテラス」の一番奥に黒系塗装がほどこされた煙が外に漏れないトレーラー型の公衆喫煙所を設置（20歳未満は立ち入り禁止）。
その手前側にはベンチが置かれ、壁画アートを楽しみながらゆっくりくつろげるスペースとなっています。
実際に訪れてみましたが、喫煙エリアと禁煙エリアをきちんと分けながら、両方が快適に共存できるスペースとして整備されていました。
社会・環境問題などを取り込んだアートプロジェクトにも尽力するアーティスト・藤元明さん
「スキマテラス」の壁面を使い、ダイナミックなアート作品を手がけたのが藤元明さん。
1975年東京生まれで、1999年コミュニケーションリサーチセンター（イタリア）に在籍後、東京藝術大学大学院修了。東京藝術大学先端芸術表現科助手を経て、絵画制作と並行し、社会・環境問題などを取り込んだアートプロジェクトを立案、実施されています。
「スキマテラス」の壁画「Perpetual Energy #01」は2週間かけて制作された最新作。18.3ｍ×6.4ｍの巨大な壁に様々な原料の絵具を混ぜ合わせた現象をエネルギーと見立て、乾いた状態の”膜”をシートから剥がし、キャンバスにコラージュし色や模様を置き換え再構成しています。
自由が丘の街や人々から感じた「エネルギー」を表現したそうで、夜にはライトアップも。
つい先日行われた「第50回自由が丘女神まつり」の中で、自由が丘しらかば通り会が行った「自由が丘店～No Limit～」では、この「スキマテラス」を使い、ナノブロックを使って再現した自由が丘駅前「自由が丘1丁目29番地区」の展示が反響を呼びました。
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「スキマテラス」の利用時間は10時～22時までです。お買い物や自由が丘散策のついでにぜひ一度、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
↓「スキマテラス」の場所は「梅山飯店」と「駅前歯科クリニック自由が丘」の間です。
