学芸大学駅東口商店街の中にある「中華そば たかばん」。2020年5月に放映されたTBSテレビ系列「がっちりマンデー」で「ステルス・フランチャイズチェーン」として紹介され、ずっと気になっていたお店です。

ランチには遅すぎる、ディナーには早すぎるという中途半端な時間にラーメンが食べたくなり、通し営業しているお店を調べたところ「中華そば たかばん」がヒット。これもご縁と出かけてきました。

「ステルス・フランチャイズチェーン」とは個人店以上、チェーン店未満！？

ステルス・フランチャイズチェーンとは「店名や店構えは個人店のように見えるが、実はチェーン店」というもの。通常フランチャイズ（以下、FC）は同じ店名で店構えも統一されており、人目でわかるようになっているのが一般的です。

しかしステルスなので、ぱっと見はチェーン店のように見えない、というのがポイント。実は「中華そば たかばん」は株式会社INGS（イングス）が展開する「らぁ麺 はやし田」を本店とするFC店、というわけです。

「らぁ麺 はやし田」は中目黒高架下にもあるので、行ったことがあるという方も多いのでは？

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「らぁ麺 はやし田」のFC店は「中華そば たかばん」の他に、「麺亭 しま田」「らぁ麺 みうら」などなど。それぞれ店名も違うので、同じ店には見えません。

でも基本的には本店・FC店の麵・スープの味は一緒なのだそう。それぞれのお店ごとにトッピングやサイドメニューでこだわりを出す、というのがルールです。

麺やタレは本店でまとめて作り、提供されるので仕入れ価格をリーズナブルに抑えることが出来、仕込み時間も短くて済む、というところも魅力となっています。

株式会社INGSでは他にも「焼売のジョー」「CONA（ワンコインピザの店）」も手掛けており、FC店を着実に増やしているようですよ。

「中華そば たかばん」のいちばんの特徴は濃厚鶏清湯（とりちんたん）に特化していること

「中華そば たかばん」の特徴は鴨と大山鶏の丸鶏を惜しげもなく使用し、贅沢に炊き上げたスープ。いわゆる鶏清湯という澄んだきれいなスープです。

π（パイ）ウォーターを使って炊き上げるので、煮あがりが早く、素材の味をよく引き出してくれるとのこと。「特製中華そば」はこの鶏清湯のスープで作られている濃厚な味わいが特徴となっています。

この他「炭火焼き鯵煮干しスープ」を合わせたWスープのラーメンや、「濃厚魚介豚骨海老つけ麺」「濃厚海老白湯」「鶏白湯そば」など、バリエーションも豊富。方向性の違う味がいろいろ楽しめるようになっていました。

微妙な隙間時間に訪問したので「中華そば たかばん」の店内は空いていました！

ランチには遅く、ディナーには早い隙間時間でしたので、店内は私たちの他に3～4組程度。するりと入れてラッキーでした。

食券機とにらめっこしつつ、食べたいメニューを決めます。同行した家人は煮干しスープのラーメンが食べたいといっていたので「特製煮干しそば」を注文。

私は普段あまりつけ麺を食べないのですが“濃厚えび”のキーワードに惹かれて「特製濃厚えびつけ麺」を試してみることにしました。

細麺でシャキシャキの玉ネギがアクセントになっていた「特製煮干しそば」

特製煮干しそば

家人が注文した「特製煮干しそば」です。鯵煮干し、白口イワシ、旬の煮干しなどを使った煮干しスープと濃厚動物出汁を合わせたダブルスープ。

見た目はすっきりですが、かなり濃厚でパンチがあります。麺は長崎県産石臼挽き粉や全粒粉を使った細麺。

チャーシューは低温調理したソフトでしっとり系の仕上がりです。味玉は黄味が半熟のとろりタイプ。

三つ葉や葉生姜の茎、粗みじんの玉ネギのシャキシャキ感、和の風味が全体をバランスよくまとめていました。

濃厚なのにしつこくない、海老のうま味が堪能できる「特製濃厚えびつけ麺」

特製濃厚えびつけ麺

私が注文した「特製濃厚えびつけ麺」です。麺の太さにびっくり！

「濃厚つけ麺」には極太麺を合わせており、国産小麦、春よ恋、きたほなみを使用したもっちりコシの強い食感に仕上げているそうです。ちなみに「つけ麺」はもう少し細い太麺で、厳選小麦を使用した熟成多加水麺。

ツルモチ食感が特徴なのだそうですよ。

ちょっとうどんかと思うような太さ。濃厚な海老の出汁がしっかりと絡み、とてもおいしいです。

スープも熱々なので最後まで冷めずにいただけました。見た目はかなりどろりとしていて味も濃いのですが、後味がすっきりしているのでするするといけちゃいます。

最後にスープ割をお願いできるのも嬉しいポイントで癖になるおいしさ。ごちそうさまでした。

↓「中華そば たかばん」の場所はこちらになります。

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