【目黒区】さようなら、ありがとう!二葉フードセンター2月27日閉店
二葉フードセンターは目黒平和通りにあるマーケット。地元の人からは「目黒本町市場」や「市場」とも呼ばれ、長年親しまれてきました。
目黒区というと、中目黒のようにおしゃれで洗練された町をイメージする方も多いと思います。しかし、駅から離れたところには、目黒平和通りのような生活に密着した古き良き商店街が残されているのも目黒区で暮らす魅力の一つといえます。
二葉フードセンターのほとんどのお店は2月27日で閉店
武蔵小山駅から徒歩約10分程度。昭和の香り漂うレトロな建物の中には、八百屋さんや魚屋さん、天ぷら屋さん、お花屋さん、焼き鳥屋さん、パン屋さんなどが軒を連ね、元気な呼び声が響き渡っていました。
平和通りに面した焼き鳥の「鳥岡」とパン屋「ベーカリーブラン」は3月20日頃まで営業するそうですが、マーケットの中のお店は2021年2月27日(土)で閉店とのこと。最後の姿をカメラに収めたいと、足を運びました。
二葉フードセンターの中は大勢のお客さまでいっぱい!
マーケットを訪れたのは15時頃。午前中から大勢のお客様が訪れていたそうで、ショーケースの中はかなり品薄になっていました。
お刺身500円を購入すると「今日は450円でいいよ!」と元気な声でおまけしてくれます。
本まぐろの中落ちも骨付きのまま無造作に置いてあります。そして安い!
天ぷら屋さんの「天吉」はすべて売り切れ。
お店の前で常連さんでしょうか『最後に何か買いたかったのに・・・』と名残惜しそうに話をしていました。
お魚屋さんや八百屋さんは、同じ平和通り沿いにある空き店舗へ移転が決まっているお店もありました。
青果店はこの大行列!二葉フードセンターがいかに地元の人から愛されてきたかがわかります。
83年の歴史に幕、古き良き昭和な暮らしのシンボルともお別れ
1938年(昭和13年)創業の二葉フードセンター。お肉屋さんやお魚屋さん、八百屋さんなど、それぞれ別々のお店をのぞきながら、買い物できるのが商店街の魅力です。
最近のスーパーマーケットのように一つのお店で全部が揃うのも便利ですが、お店の人とおしゃべりしながら「今日の献立は何しようか」と考えるのが当たり前だった昭和の時代。
安くて品物が良く新鮮なものが気軽に買えた二葉フードセンターは、地元の人にとってなくてはならない存在だったといえます。
建物の老朽化ということもあり、閉店となってしまうのはとても寂しいですが、平和通り商店街には精肉店やかまぼこ屋さんなど、昔ながらのお店もたくさん残されています。
二葉フードセンター内のお店のいくつかは、平和通り商店街の中に移転が決まっているお店もあるので、またあの元気な呼び声が聞けるかもしれませんね。
ちなみに「ベーカリーブラン」と「鳥岡」は3月末頃まで営業するとのことなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
店舗情報
二葉フードセンター
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